(日本初の中国撥弦楽器音楽教室、中国琵琶・月琴・柳琴・阮が学べる教室)
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中国琵琶
中国琵琶は中国の代表的な民族楽器です。秦の時代に起源したと言われています。当時の琵琶は共鳴胴が円形でしたが、紀元4世紀頃、中央アジアからシルクロードを通って梨型の曲頚琵琶が中国に伝来しました。琵琶は唐の時代に発展し、貴族から庶民にまで愛され、その華やかな演奏と音色は、詩にもよく歌われました。この頃に遣唐使によって日本にも伝わりました。
琵琶の演奏は、五本の指に仮爪をつけて演奏します。もっとも特徴的なテクニックは右手のトレモロという奏法です。華やかさと繊細な音色など様々な表現ができる楽器のため、独奏、伴奏及び合奏の楽器としてとても人気があります。
阮(げん)
阮は昔阮咸(げんかん)と呼ばれていました。晋の時代に、「竹林の七賢」の一人阮咸という方が愛用したことから、阮咸という名前を付けられました。阮咸は唐の時代に発展し、琵琶と共に遣唐使によって日本に伝わりました。当時の阮咸は現在正倉院に保存されています。
阮は胴体が円形で長い棹をもちます。形の大きさや音域の広さにより、小阮、中阮、大阮、低音阮などが作られています。それぞれが特徴のある音色で、表現豊かな楽器になっています。演奏スタイルは独奏のほか、合奏などにも良く使われています。
月琴(げっきん)
月琴は阮から起源した楽器です。唐の時代に阮から派生し、独立の楽器になりました。共鳴胴が満月のような形から、「月琴」という名を付けられたそうです。清の時代に、棹が短くなり、現代の形になりました。
1950年代以後、月琴は改良され、フレットは24個まで増やし、自由に転調できるようになりました。月琴はピックを使って演奏します。他の撥弦楽器に比べ、比較的に演奏しやすい楽器です。
柳琴(りゅうきん)
柳琴は柳の木で作られ、形も柳の葉のように見えることから名付けられたと言われています。
ピックを用いて演奏します。音色は華麗で透き通った音色で、マンドリンの音によく似ています。
柳琴の外見は中国琵琶によく似ていますが、琵琶より小型で、子供から大人まで人気があります。

私は2007年より中国琵琶講師を務め、その後、阮、月琴と柳琴の講座も順次開講しました。この間、学生、OL、主婦、社会人、シニアの方等様々な生徒様に出会い、皆さんいつも熱心に学んで、その姿をみてとても感激しています。
近年、中国琵琶は日本で広く知られるようになり、愛好者が増えてきました。その繊細な音色と豊かな表現力に魅了され、習い始めるきっかけになっています。講師としてとても嬉しく思っています。
レッスンは中国の曲から、日本の童謡、ポップス、演歌など様々なジャンルの曲を用意しています。またオリジナルの教材を使用し、一人ひとりの個性と感性に合わせ、ご指導させていただきます。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
皆さんと一緒に中国楽器を楽しんで、そしてより多くの方々に中国琵琶をはじめ、中国楽器の素晴らしさを伝えていけたら幸いです。